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ラノベに文学性は必要か  20060424 2ch

ラノベに文学性は必要か
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1126588621/



1 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 14:17:01 ID:2+Wipg+O
ラノベにも傑作と言えるものがあって、
それは一部の人から「これはもはや文学だ」と評される事があります。
でも、そもそもラノベに文学性は必要なのでしょうか。




3 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 14:26:10 ID:72hIUO7r
これはもはや文学だ≒感動した
だと思うけどな。そんなこといってる奴らを見てると。
アニメを総合芸術とか言う人種と同類で。




4 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 14:30:15 ID:QLj0kkIt
不要。
ライトノベルは文学性の良し悪しで評価するものではないから。




5 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 14:35:10 ID:yUmo8vTU
そもそも文学なラノベって何よ?西尾とか奈須みたいなの?



7 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 14:55:48 ID:F1vZ03LX
そもそも文学なんて漱石や太宰の当時はヤクザの仕事扱い。
リアルタイムで、「ラノベではなく文学」というレッテル張りで
作者と、それを理解できる自分を権威付けようなんて滑稽だね。
作者の死後何十年たって、文学だと認めるならまだいいけど。




12 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/13(火) 17:22:55 ID:YYvvrZ7n
面白ければいいんだよ。
文学性があることによって面白くてファンが付くならそれでよし、
無くてもファンが付くならイラネ。




26 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/14(水) 18:05:45 ID:3VnuELtU
文学も一種の芸術なら、例えば「友情」がテーマのライトノベルだって
文学性のある作品といえるんじゃないかなぁと思ふ
芸術って、要は何らかの方法で「美」を表現する活動のことで
友情も一つの「美」として見ることができる




28 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/14(水) 21:09:57 ID:/HMpeJ5T
ぶっちゃけ>>26で正解だと思うよ。
ただ、文壇の偉い先生のいう文学は、もっと別のもんだよね。
大塚英志の評論で何度か読んだが。
(「キャラクター小説の作り方」の最後の章が一番詳しかった希ガス)
今手元にないから確認できんけど。




30 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/14(水) 23:18:32 ID:0xVd7oDZ
文章をただ情報の伝達の手段として使うなら、そこに文学性はないんじゃないかな?
新聞とか、評論とか、一部のラノベとかね。

文章でなければ伝えられないモノを伝えようとするとき、
そこに文学性が生まれるんだと思う。




31 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/15(木) 00:49:47 ID:D3rc9GAe
なんか乱歩の頃の「探偵小説文学論争」とか、
新本格ブームの頃の、人間が描けていない=文学ではない批判を思い出させるけど、
ぶっちゃけ、いまのラノベ文学論はそのレベルにすら至ってないな。

文学の何たるかも知らない癖、文学と名乗れば並みの小説より
レベルが上がると思っている文学厨が、ブンガク様の看板で、
自分の好きなラノベと、それを読んでる自分を権威付けたいだけ。
あと、文学を名乗ることでそういう層に売りたい出版社側の思惑か。
書き手と読み手の両者がこの手の厨臭さから脱却しない限り、
ラノベが文学になる日なんて永遠にこないだろうな。
ま、別にそんな日が来る必要もないと思うけど。




32 :24:2005/09/15(木) 05:55:36 ID:Yj8j4clE
>>30が正しい。

文章でなければ駄目なものが、文学である。
その意味で、安易にメディアミックス展開に持ちこむラノベは、相対的に文学的ではない。
もちろん、ラノベでも原理的に文学作品が生まれる可能性はある。
ただ高橋源一郎などポスト歴史の作家における批評性がラノベにはおいてはとりわけ軽んじられ、
文学性を安易にリアリズムと解釈する傾向が強く、保守的極まりない。
その権化が、笠井潔であり、ヴァンパイヤ-の末裔たるラノベもそのそしりを免れ得ていないのだ。

真の意味で文学的であるということは、言いかえるならば、批評的であるかどうかにかかっているといってよい。
作家が無意識に読者の期待に寄り添ってる現状では、ラノベは単純にジャンクであって、それ以上でも以下でもない。

個人的に、ぎりぎりその境地に達したと私がおもう作品を挙げるとするならば、イリヤとブギ-ポップと蓬莱学園




55 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/15(木) 18:10:04 ID:l+KDBhRe
文学って哲学とか、仏教の悟りみたいなもんか?
どの宗派か忘れたけど、まず導師の言うことは全て疑わずに受け入れ、
それが終わるとその全てを疑い否定する、ってのがあった。




56 :イラストに騙された名無しさん :2005/09/15(木) 18:46:02 ID:X+0mxZxQ
文学って言葉に異常に反応するヤシて必ずいるなぁ。
まぁこれこそが文学とやらの特性なんだろうね。




64 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/11(火) 13:07:56 ID:pawxwVHY
文学だろうがライトのベルだろうが面白いと感じられればいいので
文学性あってもいいんじゃないかね
それでライトノベル興味ない人も読むようになればいいと思うよ
無論、それ一辺倒じゃつまらんので
同時に文学性などかけらもなく萌えキャラワンパタなライトノベルがあればよい
幅が広いほうがええじゃないか




67 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/11(火) 22:54:00 ID:lAMwTzq7
一度「文学性」という概念にとらわれてしまうと、
文学性の無い作品を食わず嫌いするようになる。




77 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 03:17:47 ID:941MaVzO
文学性とはなんぞや

俺は音楽学をやってたことがあるんだが
音楽性とは何かを学問的に突き詰めていくと結局
人間が音楽として理解できる音楽とはすべて過去の知識と理論で完全に分析できるものである
というオチがついてしまい大変がっかりした覚えがある




79 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 03:38:14 ID:4N73E4yc
要はシェイクスピア論とか夏目漱石研究みたいなのが成立するのが文学。
研究者がまじめにラノベ学をやって論文を書き、それが世間に認知されたときラノベは文学になる。




80 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 04:21:42 ID:zdzEftmC
>>79
 つまり、主文化であるか、対抗文化であるかの差ってこと?
現状、ラノベは対抗文化の一種でしかないけど、偉い批評家の先生とかが
新聞とか読書欄で取り上げるようになったら、主文化に近づいたってことか?




81 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 06:15:12 ID:xAsZh4c1
言葉でもって世界を切り取ってみせるのが文学だと思う。
エンターティンメントに世界を映す鏡のような役割は求められてないだろうから、
ラノベに文学性は必要ないんじゃないかな。




83 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 09:03:34 ID:DFCZPuv2
>>81
あほう見たいな一般向けがある一方で、ラノベのくせに
きっちり文学性持ってるものもあるんだけどね。でも
向こうはラノベの一言でそういう突然変異を鼻にも掛けないという
現実もある。っていうか、人間を真摯に見据えた作品はすべからく
文学性を持つもんだと俺は思うよ。ラノベ市場でそれを商品として
成立させるには結構な技術が必要なのは確かで、まあえーと、
「その技術があれば面白くなくてもいい」のが文学、
「その技術なんぞ五の次六の次、面白ければいい」のがラノベ。
両方持っていればどちらでも評価されるのが健全。
文学作品をラノベの文法で見て面白いか、って真面目に語れる人も
なかなかいないのも事実。




84 :63 66:2005/10/12(水) 11:09:47 ID:9UnXN4kQ
そもそも「文学的とは何か」を明確に説明出来ないまま、「何となくこんな感じが文学的」って事で分けてるわけだよね。
>>81みたいな意見もあるけど、それなら夏目漱石の作品なんか、「文学」なんて物から全く関係ない代物だし。
当時で言えば、それこそ坊ちゃんなんか、それまでの文学とは一線を分ける青春物のラノベだ。
それでも今じゃ、近代文学の枠の中に入れられてる訳だ。

「文学的である」ってのは、恐らく>>77のような意味合いで「研究対象としての価値があるか否か」だと思う。
学問だしね。

そもそも、何でこんな話をしたかってーと、このスレタイの「ラノベに文学性は必要か」ってのが、
意味が可笑しくないかと思ったから。
既に研究対象になっている物は確かに「文学的」だ。
じゃ、これから研究される物は「文学的ではない」って事か?
でも、実際、ラノベであっても、専門家は存在し、自分達の視点で「何がイイラノベなのか」と言う事を考えている。
そう言う意味では、ラノベは既に「文学的」だ。研究の余地もあるのだから「文学性」もあるだろう。

文章において「文学性は必要か」つまりは「文学的か」って分け方は、そもそも存在しないんじゃないか思う。

極端な話だが、便所のラクガキだって、研究対象としてみれば文学的だ。
抵抗があるのは解るけど、学問なんてそんなもんだし。

で、>>1の「ラノベに文学性は必要か」だけど。
そんなモノは、必要か否かを問う前に、「始めから有る」だと思う。




95 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 02:16:34 ID:EWLJooGv
>>84
文学性を非常に狭く、厳しく定義しようとすれば、>>24のようになるんだろうし、
それは、いわゆる文学好きの間では、ある程度のコンセンサスを得ているんだろう。
しかし、「文学者の研究対象になるものが文学」は、いくらなんでもナンセンスだろう。
「数学者にとって研究対象としての価値があるか否か」
「数学者の研究対象になるものが数学」
…いかに意味のないことを言っているか、理解できるはずだが。




88 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 17:21:32 ID:jpxLYPyH
>>84
夏目漱石の作品は、当時の日本語が近代への脱皮を計っていた、
という背景を抜きにしては語れないと思う。
そこに描かれるテーマは現代からみればごく普遍的なものに見えるだろうけど、
一から物語の構築方法を探っていかなければならない時代において、
ああいったきめ細かい人間描写を成し遂げたことは意義深いような。
先人が築いてくれた方法論を元に、同じように普遍的なテーマを扱ったところで、
現代では文学性を認められるのは難しいと思う。




89 :84:2005/10/12(水) 23:34:09 ID:iq45HQxX
>>88
ラノベは、逆なんだと思う。
曖昧さとか、他のメディアを土台にした共有感とか。
描写的な要素を切り落とし、上記の前提を使って「文章の読み易さ」に徹した事とか。

当時の背景があって、その中で生まれた漱石の作品だから研究媒体として意味があり、
その為に「文学性」として捉える事ができるなら、今の多種多様なメディアの中で生まれた
文章形態のラノベにも研究の余地があるんじゃないかな。

極論だったかもしれないが、便所の落書きの文学性も、その他愛無く稚拙で下品な文には、
書き手の「今」が含まれ表現されてると思う。




98 :88:2005/10/13(木) 03:30:28 ID:pH3iOkp5
>>89
確かに、ライトノベルの手法でなければ出来ない表現、
というものを確立すれば、それは既に文学と評されていいと思う。
ただ、それが研究の対象になるかどうか、という点はあくまでも二次的なものかと。
時代の先端を行きすぎた作品がその本当の価値を理解してもらうには時間がかかるだろうし。
現代の文学と呼ばれる作品が、より文学的であろうとするが為に手法やテーマの選択において、
かなり強い自縄自縛状態にあるのに比べて、あらゆる発想を受け入れられるライトノベルにこそ、
真の意味で新しい時代を切り開く文学を生み出す可能性はあるだろうね。
トルストイの作品だって、当時の文学専門家からは、金の為に書かれた下らない小説、
と切り捨てられていたわけだし。




85 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 12:06:01 ID:/NYiHTOO
文学って「構造性」の問題じゃないのかな。
学問としての文学ってのはテクスト分析のテクニックを使って対象を切り裂くことで、
切り裂けるものが「文学性を持った作品」であって切り裂く必要もないものが「文学性のない作品」なんだと思うが。
そういう観点から俺はラノベではクビシメロマンチストを高く評価してるんだけど。

文学性のある作品ってのはテクスト分析のスキルがねえと楽しめないし、
テクスト分析ってのは所詮は文学ヲタのおもちゃだから
別にそんなもの使って遊ばなくちゃいけない必要はないと思うね。
ラノベには文学性があるかどうかわからん。
でも物語性は確かにあるんだから。




90 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 23:34:49 ID:vBocH4+Q
>>85
解析する必要が有るか無いかの判断基準はどこなの?
なんか、読み解く知識のある人が解析できる多重性を持ってないと文学じゃない、
って風に感じるのは俺が馬鹿だから?




94 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 01:50:42 ID:jgg7+7zV
>>90
私は確かにそのように主張しています。
現代においては、基本的には読み解く知識のある人が解析できる構造性を持ってないと文学じゃないと思いますよ。
ということで文学は本質的に文学ヲタのためのものなんだと思います。いいか悪いかは別として。
ただこの知識はトレーニングでいくらでも身につくから、全然特権的なものではないとも思う。

解析が必要があるかないかの判断基準は、作者が構造性で勝負しようとしているか、
そしてそれが成功しているかという点でいいんじゃないでしょうか。

やはりラノベに求められているものは文学性じゃなくて物語性なんだと思いますよ。



94 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 01:50:42 ID:jgg7+7zV
>>90
私は確かにそのように主張しています。
現代においては、基本的には読み解く知識のある人が解析できる構造性を持ってないと文学じゃないと思いますよ。
ということで文学は本質的に文学ヲタのためのものなんだと思います。いいか悪いかは別として。
ただこの知識はトレーニングでいくらでも身につくから、全然特権的なものではないとも思う。

解析が必要があるかないかの判断基準は、作者が構造性で勝負しようとしているか、
そしてそれが成功しているかという点でいいんじゃないでしょうか。

やはりラノベに求められているものは文学性じゃなくて物語性なんだと思いますよ。



91 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 23:36:52 ID:RttPEWew
文学性の定義はおいといて、
受け手が必要不必要を議論してもしょうがないんじゃね?
そういう作品を書きたい奴がいたら書くだろう。
周りがどうこう言おうと。

ただ娯楽性を放棄したラノベに商業的な成功やそもそも
出版してくれるレーベルがあるかどうか不明だが。

娯楽性と文学性とやらを両立させることが出来たら
新たな読者層の開拓になるかもしれんね。
ラノベの読者って意外に年齢層高いし潜在的な
需要はあるかもしれない。




92 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/12(水) 23:50:26 ID:bqmffjis
現に青春文学系なら、潜在的な需要に気付いた供給が
始まりつつあるくらいだしな。子供の頃からラノベ漬け、
一般小説読むなんて思いも寄らないけどそろそろドタバタ一辺倒も
飽きてきた、って向きの集団が大きくなっててもおかしくない。




93 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 01:33:26 ID:8Q/aHf/D
 これは文学性があるだとか、ラノベ的だとか、そんなみみっちい物差で本(ラノベに限らず)を語るのは偏屈な学者にでもやらせておけばいいと思うんだがねぇ。
 ベクトルだの温度だのと実験で再現性のある科学全般でもあるまいに。
 心に残る感動を小難しい理論体系の中にはめ込む事自体、できるわけもない。
 共通項を見つけ出して、無理にでも整理しないとそんなに嫌なのかね。




96 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 02:17:55 ID:12feAOQ1
そもそも学問でもないのに学と名づけるのはいかがなものか?
用語の定義にアップアップなんて笑っちゃうね
それ以上に方法論が曖昧な時点で終わってる
なんとなく高尚そうにみえたら文学でいいんじゃね?
要は読み手のしだい想像力でいいよ




97 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/13(木) 02:25:44 ID:lU19PBij
文学にはねぇ、作者の書きたいことが書いてあるんだよ。
ラノベにはねぇ、読者の読みたいことが書いてあるんだよ。




109 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/15(土) 13:25:53 ID:QgsvuXK7 ?
ラノベって、元々「マンガみたいな小説」を目指して作られた物だろ?
そういった意味では、ラノベが文学かどうかを語ること自体意味のない
ことなんじゃないのか?
ラノベが文学だとしたら、それが文字で表現しようとしているマンガや
アニメも文学ってことになるぞ。




111 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/15(土) 15:48:14 ID:zSCKEaKB
>>109
「文学」と「文学性」ってのはまた微妙に意味が違うからな。
文学性という言葉自体は必ずしも文字媒体でのみ使う言葉ではないし。
映像化したメディアのアニメや実写でも「文学性のある・・・」みたいな表現はするし、
この表現自体もなんら問題ないからね。

アニメ、マンガ、みたいなメディア全体を一くくりにして
このメディアには文学性がある、なしなんて語ることはできない。
ようはその作品に文学性があるかないなかというだけの話。




110 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/15(土) 14:14:27 ID:tqeWRTzm
>>109
ここのスレタイは「ラノベに文学性は必要か?」
であって「ラノベが文学かどうか?」を語っているわけではない。

文学=芸術くらいに考えればよい。
(文学→文字媒体による芸術)
スレタイの意味は娯楽作品として生まれたラノベに芸術性を
盛り込むのはありか?くらいの意味だろう。


個人的には娯楽性を追求しない漫画やアニメがあるくらいだから、
ラノベがそうなろうといっこうにかまわん。
それに創造行為にタブーを設けてもやりたい奴はやる。
そういう意味ではこのスレ立てる意味があるのかって部分だけは
>>109に同意だが。
「漫画に芸術性は必要か?」
「ハリウッド映画に芸術性は必要か?」
とかそういうスレ立てるくらい意味がないと思う。




113 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/15(土) 18:23:26 ID:9imnQ/ac
>>111
その通りだと思うし、そうである以上このスレでまともに議論するには
文学性の定義づけが必要になるんだよな。大雑把でも。
まぁみんなが文学性と聞いて思い浮かべることにそんな差はない気がするけど。
個人々々が文学性と認識している、あやふやな感覚を元に議論してもいいのか。
それともまずきっちり文学性の定義をしていくのか、
最低限その程度は1が明言すべきだったような。




115 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/30(日) 14:14:24 ID:AC6feD68
>文学性
っていう言葉はちょっと変かも。
「文学」そのものの定義は、「言葉や文章を使って美的感動を表した芸術」ということだから
あえていうならば「芸術性」で問題ないと思う。
だからそういう意味では、ラノベでも立派に芸術足りえる部分はあるかと。

しかしながら、今のラノベが「萌え」とかそういう平板なイメージばかりで書かれる限り、
「文学的なところ」へ行くのは難しいんじゃないかと。
「萌え」の一言で済ませず、巧みな表現でそれを表すことが出来たなら、あるいは…とは思うんだがね。




116 :イラストに騙された名無しさん :2005/10/30(日) 23:28:57 ID:Y/qRlCXN
>>115
ん~
文学自体の定義はそれであっているが
「文学性」という言葉はこれとはちょっと違った意味で使われるからな
物語のある媒体においてでは、芸術性という言葉よりも文学性とか文学的要素という
表現を使うことはままある。
「芸術性」というと絵画や彫刻の美術的なものや音楽的なものを連想しがちなので
それに対比してできた言葉ではないかな。




118 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/01(火) 14:42:25 ID:FdjTlCd0
とりあえず文学であると思わせるためには、崩すにせよ何にせよ
まずはきちんとした作者の教養と語彙力が必要になってくると思う。
言っては悪いが、今の作者にそれほど教養ある人がいるかねえ。
頭の程度以前の問題としてまず若く、きちんとした修行を積んでいない人が多いのと
春夏秋冬を衣食住で表すという人間の基本的な習慣が薄れている時代に生きているから、ということもあるが。




121 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/06(日) 19:36:40 ID:EUgcsQMB
ていうか、ラノベに文学性がないと考えてる前提がそもそもおかしくないか?



122 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/06(日) 20:22:14 ID:G7GBVBka
文学=権威 という認識こそが偏狭の元だと思われ



123 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/07(月) 10:13:24 ID:g8SPkeRC
それ以前に、文学性とは何だ?
それが娯楽と両立するなら、ライトノベルで文学性を求めるのも良いだろう。
しかし文学性というものを『難しい』『権威』とするなら、ライトノベルと両立しない。




124 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/07(月) 12:19:58 ID:AN3oxltQ
難しいと権威を切り離して、権威だけ、難しいだけにしてみてはどうだろう。
ライトノベルに権威は必要か? またはあっても良いか? 難しいも同様に。




125 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/07(月) 16:40:25 ID:hyiDrDqE
別に文学は難解なもんじゃと俺は思うが。
ただ、難しい難しくないってのは人の見方にもよるからなあ
純文学好きがブギーポップを読んで難解すぎてよくわからん
といった例もあるしなあ。
一概に分類は出来ないと思われ




131 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/13(日) 02:44:19 ID:arVIPKdS
文学性が必要か、というか
単にきちんとした上手な文章を書ける作家が上手にストーリーを作るなら
誰が読んでも面白いし、結果的に100年後は文学扱いになるかもしれない。
今、ライトノベルを書きなぐっている作者どもにそれだけの力量がないために
アイデアの奇抜さや萌えのようなカテゴリ分けされた単純な要素で勝負せざるを得ず、結果的に面白くない、ってだけ。


\


134 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/13(日) 21:46:07 ID:/lZQjDsI
119 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/02(水) 01:53:25 ID:s5x8OkZG
このスレッドって、単にスニーカーで大塚英志が書いてるコラムに、影響されただけだろ?
ラノベに文学性を求めて読む奴がどれだけ居るってんだ? 権威と評価が欲しいのか?

これが全てだろう。問題提起からして他人の物ものなんだから、それから先を考察しようが無い。
少なくとも明治以降の文学は、そのまま娯楽をも兼ねていたはずなんだけれどね。だから
ラノベに文学性を求めること自体は矛盾しない。
と言うより江戸時代の大衆小説の隆盛から、いや大説に対する反語として誕生した瞬間から、
小説とは娯楽を指していたのに、無理に娯楽じゃない小説を作ってしまった訳なんだが。
私小説とか。




135 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/16(水) 01:08:44 ID:s6+9BHyi
>>134
その見方は微妙に違うと思う
大説と小説はようは視点の置き方が違うことをさすために分けられたと考えるべきで
娯楽か否かによって分けられたという解釈には俺は反対だな。
大衆が気軽に読めるようになっていったという部分については同意だけどね。




139 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/16(水) 16:54:35 ID:6SdfJp2L
一応国内で純文学と言えば私小説といわれるほどであるが、では私小説に
構成力? と言われるとアレだと思う。
表現力と構成力ってのはストーリーテラーの資質ではなかろうか。




140 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/16(水) 23:50:01 ID:igh3o3FO
まあ、私小説は見せ方が違うからなあ
どちらかというと芸術作品により近い位置づけと思う




141 :イラストに騙された名無しさん :2005/11/17(木) 00:03:59 ID:NxBXWbvz
最近は私小説も徐々にボーダーレスの雰囲気のようだが。
はっきり言えば小説は、面白くて多くの読者がつけば
それが作者の分身が延々と日常を説明しているだけのものだろうが、
丁髷結ってる侍が白菜をかじってるようなものだろうが、
傭兵上がりで切断糸を使う生意気なガキがひたすら周囲を馬鹿にしていちおくまんえん要求するだけのものだろうが、何でもいい。




168 :イラストに騙された名無しさん :2005/12/21(水) 11:24:40 ID:bo6CXhpW
ラノベに文学性を取り入れれば、
文学性を求める読者は買う、文学性を嫌う読者は買わない。
文学性を求める読者が多いなら、必要とはいかないまでも有効な手法になるんじゃね?

つーか、偉い人が「これは文学作品だ!」っつったら文学作品になるのが最近の主流だと思う。
売れてから評価しちゃう、オチャメな先生様もいらっしゃるし、
ハードカバーで、出版社名を別のトコから借りて、一般人に広く売れれば、文学作品の称号は貰えるべ


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